パソコンの時間は毎日ちょっとづつずれる。
1日では0.1秒でも10日で1秒・・・という具合に・・・。
そもそも、インストール時にちゃんとあわせたつもりでも実際には、2~3秒ずれてることもしばしばだ。
って言うことで、ちゃんとGPSで調時された時計と時間を合わせる。
障害が発生した際などはこのシステム時間って言うのが結構重要になってくるから何時間もずれたままっていうのは極力避けたほうが良い。
今回は、一番最初は手動で合わせ、その後は自動的に合わせるようにする。
コマンドラインの最初の部分で、「$」と「#」があるが、「$」は一般ユーザでコマンドを実行しており、「#」はrootユーザで実行している。
私と同じようにインストール作業を行っている環境では、ntpのパッケージはすでに導入済みのはずだが、そうではない場合はパッケージが導入されているかを調査する。
yumを利用する場合 $ yum list ntp Loading "installonlyn" plugin Setting up repositories Reading repository metadata in from local files Installed Packages ntp.i386 rpmを利用する場合 $ rpm -aq | grep ntp ntp-4.2.2p4-2.fc6 chkfontpath-1.10.1-1.1
<
p>rpmを使った場合は違うものも一緒に出てきてしまうことがあるが、 「ntp-4.2.2p4-2.fc6」といったような表示が出れば導入済みである。
表示が出ない場合は導入されていないので、yumを利用してインストールする。
# yum install ntp
次にntpd(調時するためのデーモン)が起動していないことを確認する。
$ ps -ef | grep ntpd ntp 1892 1 0 Dec21 ? 00:00:00 ntpd -u ntp:ntp -p /var/run/ntpd.pid -g username 32192 32053 0 22:51 pts/2 00:00:00 grep ntpd
下の行はデーモンが起動しているのかどうかを調べたときのコマンドなので無視する。
上の行のような表示が出る場合は、サービスが起動されているので、おそらく調時されている。
調時されているかどうかは後で調査の方法を書くので、そちらを参照。
上のコマンドを実行して何も出てこない、または、下の行だけ表示された場合は、デーモンが起動していないので、手動で時間を合わせる。
# ntpdate ntp1.esat.net 25 Dec 22:55:53 ntpdate[32263]: adjust time server 193.120.142.71 offset 0.005403 sec
このような表示が出れば調時が完了したことになる。
デーモンが起動していて、調時ができない場合は下のような表示になるので、その場合は調時ができているかの調査を参照。
25 Dec 22:55:17 ntpdate[32217]: the NTP socket is in use, exiting
次にシステムが起動した際に自動的にデーモンが起動し、調時を行うように設定を行う。
すでに設定済みの場合もあるので、あらかじめ調査を行う。
# chkconfig --list ntpd ntpd 0:off 1:off 2:off 3:off 4:off 5:off 6:off
上記のような場合は自動的に起動するように設定されていないので、下記のコマンドを実行して自動的に起動するように設定する。
# chkconfig ntpd on
設定が終わったら、ちゃんと設定ができているかを確認する。
# chkconfig --list ntpd ntpd 0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off
最後にサービスを手動で起動する。
# service ntpd start ntpd を起動中: [ OK ]
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