
リビングのゲーム機が、そのままAIサーバーになります。脱獄(メーカーの制限を解除して独自ソフトを動かせるようにすること)したPS5で、ローカルLLM推論の定番ソフトllama.cppを動かす「PS5LM」というプロジェクトが話題です。Hacker Newsでは375ポイント・89コメントが集まった大きな反響になっています[1]。PS5LMは、GGUF(ローカルLLMで標準的に使われるモデルファイル形式)のモデルをPS5本体だけで実行するオープンソースプロジェクトです。まず本体のZen 2 CPUで動かし、次にGPUで動かす二段構えが計画されています[2]。最初の目標は、新しい注意機構を混ぜた構造を持つ最新モデルQwen 3.8(27B)です。PS5で動かした例はまだなかったようです[2]。

使い方はシンプルです。現時点のバージョンはv0.1で、ペイロード(ゲーム機のメモリに送り込んで実行する小さなプログラム)を読み込むと、PS5のブラウザにモデルライブラリが開きます。本体でモデルをダウンロードし、実行し、チャットを始められます。入力はDualSenseで行えます[2]。セットアップには、ファームウェア7.00〜13.60の脱獄済み本体が必要です[2]。同じネットワーク内なら、スマホやPCのブラウザからも操作できます。FTPでモデル置き場にGGUFをコピーすれば、それもライブラリに表示されます[2]。
ただし、ペイロード版には制約があります。ホーム画面の動作を圧迫しないため、メモリに確保できるモデルは約1.6GBまでです。カタログは小さめで、Qwen3.5 0.8Bが13〜21トークン/秒、2Bが約9トークン/秒という報告です[2]。トークン/秒は、1秒間に生成できる単語の断片の数です。
そこで登場したのが、GPUを使うネイティブアプリ版です。llama.cppのVulkanバックエンド(GPUに計算を直接指示する仕組み)を、Mihawk-99によるAMD向けオープンソースドライバRADVの移植経由で動かします。本体の12GiBのメモリを直接使えます。Qwen3.8-27Bを、2ビット台まで圧縮した量子化モデルで動かすと9〜21トークン/秒が出ます。量子化は重みを圧縮してメモリを節約する仕組みで、ここではUD-IQ2_XXSという形式が使われています[2]。daily.devのまとめでは、PS5 Slimでの計測として0.8Bが約207トークン/秒、9Bが55トークン/秒、27Bが64kコンテキスト(一度に扱える文脈の量)で約20トークン/秒と並びます[4]。モデルとコンテキストには、11.4GBの共有GPUメモリを確保できるとのことです[4]。

サーバーとしての作りも本格的です。APIはOpenAIとAnthropicの両形式に対応し、Claude Codeなどのコーディングツールからも使えます[4]。テレビ画面向けのチャットUI、リクエストの監視、ハードウェア情報の表示も備わります[4]。同じ0.8Bでも、CPUで動くペイロード版とGPU版では速度に大きな開きがあります。測定条件が違うため単純比較はできませんが、ネイティブアプリ化の効果がうかがえる数字です。
しかし、ハードルと疑問もあります。何より脱獄が前提で、対応ファームウェアが限られます[2]。daily.devのコミュニティでは、Sonyによる削除申請でGitHubからプロジェクトが消える可能性が議論になりました。ミニPCやBC-250マイニングボードと比べると、PS5は本当に割に合わないのではという反論も出ています[4]。GPUを持っていない人には、11.4GBの共有メモリで面白いことができそうだという声もありました[3]。その一方で、過去のPS5向けLLMの試みは、モデルごとにGPU向けの計算プログラムを手書きする方式だったと説明されています[2]。
コメント欄の空気は遊び心に満ちます。過去にPS3をクラスタ(複数のマシンを束ねて1台の計算機のように使う構成)として使った事例を紹介するリンクが貼られ、「Beowulfクラスタを想像できるか」という定番のジョークも出ました。近いうちに、あらゆる変な機器がモデルをホストするようになるだろうという感想や、Anthropicの自己複製モデルがPS5を乗っ取り始めるまでだという冗談もありました。
注目すべきは、llama.cppという共通の土台に載せ替えた点です。モデルごとの手書き実装と違い、GGUFなら幅広いモデルが動く可能性があります[2]。開発のロードマップも公開されています[2]。紹介記事やホームブリューストアへの掲載も増えています[5][6][7][5]。続くかどうかは、脱獄という前提とSonyの対応次第のようです[4]。それでも、リビングのゲーム機が家族共用の推論装置になる選択肢を、具体の数字で示した試みと言えそうです。
引用ソース
- Hacker News Hacker News: Llama.cpp on a jailbroken PS5: run any GGUF model natively on the console — https://github.com/cobanov/PS5LM
Llama.cpp on a jailbroken PS5: run any GGUF model natively on the console
- Web記事 記事全文: GitHub – woainiming/ps5lm: llama.cpp on a jailbroken PS5: run any GGUF … — https://github.com/woainiming/ps5lm
llama.cpp on a jailbroken PlayStation 5. Run any GGUF language model on the console itself, first on its Zen 2 CPU, then on its GPU.
ps5lm.cobanov.dev: the full demo video and how it works
The first target is Qwen 3.8 (2 - HNコメント HNコメント: ama.cpp on a jailbroken PS5: run any GGUF model natively on the consol — https://news.ycombinator.com/item?id=50122431
11.4G of shared memory. Could do something interesting if you don't have a GPU.
- Web記事 記事全文: Llama.cpp on a jailbroken PS5: run any GGUF model… — https://daily.dev/posts/llama-cpp-on-a-jailbroken-ps5-run-any-gguf-model-natively-on-the-console-ehegpu47t
PS5LM is an open-source project that runs llama.cpp on a jailbroken PlayStation 5, using the console’s GPU via Vulkan to serve GGUF language models over the local network. It exposes OpenAI and Anthropic-compatible APIs
- Web記事 Web検索: PS5LM: llama.cpp on a Jailbroken PS5 (55 tok/s, 2026) | explainx.ai Blog — https://www.explainx.ai/blog/ps5lm-llama-cpp-jailbroken-ps5-local-llm-server-qwen-claude-code-2026
PS5LM: llama.cpp on a Jailbroken PS5 (55 tok/s, 2026) | explainx.ai Blog
- Web記事 Web検索: PS5LM – Run llama.cpp and GGUF Models on a PS5 | AI/TLDR — https://ai-tldr.dev/tools/ps5lm/
PS5LM – Run llama.cpp and GGUF Models on a PS5 | AI/TLDR
- Web記事 Web検索: PS5LM: Run llama.cpp GGUF Models on a Jailbroken PS5 — https://www.aitoolsdaily.net/article/ps5lm-run-llama-cpp-gguf-models-on-a-jailbroken-ps5
PS5LM: Run llama.cpp GGUF Models on a Jailbroken PS5
- Web記事 Web検索: PS5LM — PS5 Homebrew Store — https://homebrew.page/app/PPSA99575/
PS5LM — PS5 Homebrew Store
※ 本記事はAIにより、Reddit・Hacker News・5ch・Xトレンドの公開投稿・トレンドを軸に、その話題をWeb検索で深掘りして集めた一次情報(記事全文・HNコメント)を併せて自動生成されました。本文中の[n]は末尾の引用ソース番号です。内容の正確性は保証されません。引用先を必ずご確認ください。









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